DM(ダイレクトメール)ってデザインが重要、という話

DM(ダイレクトメール)ってデザインが重要、という話

DM(ダイレクトメール)はデザインが大切です。

DMデザイン表面
 
ダイレクトメール(DM)は、特定の顧客や見込み客に直接郵送する形式のマーケティング手法。
その効果を最大限に引き出すためには、DMのデザインが極めて重要となります。ステキ、というかターゲットに適切なデザインは、受け取った人の注目を引き、メッセージを効果的に伝える力があります。
逆に、不適切なデザインだとDMはゴミ箱行きになります。
 
本記事では、ダイレクトメールのデザインの重要性について詳しく解説し、効果的なDMを作成するためのポイントをお伝えします。

そもそもDM(ダイレクトメール)って

ここで紹介するダイレクトメール(DM)とは、商品やサービスの情報を、特定の個人や団体に直接郵送する形式の広告です。一般的な広告活動とは異なり、メッセージが印刷物として特定の顧客や見込み客に直接届くため、その効果は非常に大きいと言われています。
DMには「不特定多数に送付されるもの」と「会員登録している人だけに郵送されるもの」とがあります。
  

■ダイレクトメールの起源っていつだろう?

 
日本でダイレクトメールが始まったと考えられているのは、江戸時代後半だそうです。
戯作者(小説家)が引き札(当時のチラシ)に戯作のウリ文句を書いて配布したのが始まりだといいます。
ダイレクトメールという言葉が初めて使われたのは1955年頃。三越デパートがはじまりではないかと言われています。
出典:協同新聞出版発送所

DMデザインが集客等の効果に与える影響

ダイレクトメールにはさまざまな種類があります。
 
<ダイレクトメールの種類>
・ポストカード型
・チラシ型
・封筒型
・カタログ型
 
上記以外にもいろんな形状があり、内容も企業の新商品紹介、イベントの告知、お得なクーポンの配布など様々です。これらのDMは、狙ったターゲットに直接的に情報を届けることができるため、広告効果が高いとされています。
 
封筒型のDMにはこれまた様々なものが入れられます。
開いてもらうために「ドアオープナー」といわれるノベルティが入れられるケースもあります。
ノベルティが入っていると、受け取った人は「何か入っている」と開けてしまうんですね。

優れたDMデザインのポイントってなんだろう?

DMデザイン参考画像
 
さて、DMデザインのポイントです。
ダイレクトメール(DM)の成功は、そのデザインに大きく依存します。
目を引き、メッセージを明確に伝え、受信者の行動を促す優れたDMデザインには、いくつかの重要なポイントが存在します。
 
■DMデザインで大切なこと。
結論から言うと「質の高い驚き」です。

  
ターゲットの手に取ってもらうためには「目立つ」ことが最重要。
目立つといっても派手とかインパクトということだけにとらわれてはいけません。
目立つというのは「周囲との違和感」にあります。
  
色に例えると一般的に赤と白では赤のほうが目立ちますが、周りが赤で囲まれると白のほうが目立ちます。届くDMすべてが個性的なものであれば普通の茶封筒でDMを作成してほうが良いかもしれません。
つまり全体や競合を意識しながら、自分たちの「目立ち方の方針」を決定する必要があります。
 
そしてもう1点。
悪目立ちしてもいけません。
DMは見てもらうことが目的はなく、アクションしていただくことが目的です。
内容や質が伴っていないと意味がありません。
 
高級アパレルショップのDMであれば、その店舗がお客様に抱く「期待感」があります。
その期待感を満足させる「質の高さ」、アパレルならおしゃれなDMが重要な要素になります。
つまりデザインが重要なのです。

では、優れたDMデザインに必要な要素って?

DMデザインに必要な要素を分解しましょう。
 
<DMデザインの構成要素>
・キャッチコピー:興味喚起させる重要なテキスト
・サブコピーや本文:DMの送り主が「何屋さん」で「何を」「どのような特徴」で販売しているか
・画像やイラスト:アイキャッチ。キャッチコピーを補完する役割
・デザイン:ターゲットへの注意喚起から興味、好感をもたせる部分までを担う
・CAT(コールトゥアクション)エリア:問合せやWebへの誘導を喚起するエリア

 
DMの種類によっては過不足がありますが、おおよそこのような制作要素が必要です。
制作にあたってどのような視点が必要なのか見ていきましょう。
 

その1.刺さるキャッチコピーの作成

 
キャッチコピーは、DMデザインの初めての接触点であり、そのインパクトは受け手の印象を大きく左右します。優れたキャッチコピーは、すぐに受け手の注意を引き、興味を引き立て、手に取りたいという欲求を刺激します。なぜなら、キャッチコピーはDMの主要なメッセージを短縮形で伝え、製品やサービスの特性を強調するためのポイントとなるからです。
 
キャッチコピーの作成には、ターゲットの関心を引き付けるだけでなく、製品やサービスの特性を効果的に伝えることが重要です。そのためには、独自性、明瞭性、引き付け力が必要です。言い換えれば、他の競合製品とは異なる独自の特性を強調し、そのメッセージを明確に伝え、受け手の興味を引き付けることが求められます。
 
また、キャッチコピーは、製品やサービスの核心的な価値を短く、わかりやすく伝えることが求められます。そのため、短い言葉でありながら、情報量が豊富で、感情的な反応を引き出すような表現が求められます。
 
これらの要素を踏まえて、キャッチコピーを作成することで、DMが目立ち、受け手が手に取りたくなるような強力なインパクトを生み出すことが可能となります。これが、優れたDMデザインの第一歩となるのです。
 

その2.内容の補完と視線の誘導。最適な画像を選ぶ

 冊子DM中面デザイン
 
ダイレクトメール(DM)デザインにおいて、テキストだけでなく視覚的な要素も非常に重要です。その中でも特に重要なのが、内容を補完し視線を誘導する画像の選択です。
 
画像は、DMのメッセージを理解しやすくするための強力なツールです。画像があることで、受け取った人の注意を引き、興味を引くことができます。また、適切な画像はDMの内容を即座に伝え、言葉だけでは説明しきれない部分を視覚的に補完する役割も果たします。
 
しかし、ただ画像を挿入すれば良いというわけではありません。選ぶ画像は、DMの目的やメッセージ、ターゲットとなる受け取り手の特性に合ったものでなければなりません。また、画像の配置やサイズも視線の流れを考慮に入れて工夫する必要があります。例えば、人間の目は自然と画像に引きつけられますので、重要なメッセージを画像の近くに配置するなど、視線の誘導を意識することが求められます。
 
画像の選択と配置は、一見簡単そうに見えて実は奥が深い作業です。しかし、これをマスターすることで、より効果的なDMを作成することができるでしょう。次節では、具体的な情報の整理と配列について解説します。

サブコピーやレイアウトで重要なこと。
それは情報(プライオリティー)の整理

ダイレクトメール(DM)の効果を高めるためには、情報の整理、つまりプライオリティーの整理が欠かせません。これは、サブコピーやレイアウトの設計に直結する要素であり、優れたDMデザインの重要なポイントとなります。
 
サブコピーは、キャッチコピーを補完し、内容を詳細に説明する役割を果たします。そのため、伝えたい情報の重要度に応じて、サブコピーの位置や大きさを調整することが求められます。また、読み手にとって理解しやすい構成にすることも重要です。情報が散乱していると、読み手は何を伝えたいのかを理解するのに苦労し、最終的には興味を失ってしまうかもしれません。
 
次に、レイアウトについてですが、ここでも情報の整理が必要です。どの情報を一番初めに見てほしいのか、どの順番で情報を読み進めてほしいのかを考慮し、それに合ったレイアウトを設計することが求められます。視線の動きを意識したレイアウトにすることで、読み手が自然と重要な情報に目を通すことが可能となります。
 
これらのポイントを踏まえ、サブコピーとレイアウトの設計には、情報の整理、つまりプライオリティーの整理が求められます。これらを適切に行うことで、読み手にとって理解しやすく、興味を持ち続けることができるDMデザインを作り上げることができます。

ターゲットの興味喚起からファン作りまで。
グラフィックデザインの重要性

ダイレクトメール(DM)デザインの最終的な目的は、単なる興味喚起だけでなく、受け取った人々がその商品・サービスのファンになることです。
興味を引き、視覚的に訴え、メッセージが心に響くこと。こういった施策を続けることは長期的な関係性を築くためのステップでもあります。
 
そのためには、ターゲットの興味やニーズを的確に捉え、それを反映したグラフィックデザインが求められます。例えば、製品の特徴を強調したり、ユーザーの声を取り入れることで、ターゲットにとって魅力的な内容を提示します。また、ブランドのイメージや価値観を伝えることで、共感を生み出し、ファンへとつなげることができます。

CTA(Call to Action)
問合せへの誘導と双方向性を意識する

DMは問合せをもらう等、送付者が期待するアクションを起こしてもらうことが目的。
 
大切なことは一方通行のコミュニケーションではなく、双方向のコミュニケーションツールとして考えることです。
そのため、レスポンスを促す仕掛けも重要な要素となります。
 
DMに限らずマーケティングの世界で反応をもらうための要素を「CTA(Call to Action)」といいます。
特典やクーポン、参加型のイベントなどを取り入れることで、受け取った人々が行動を起こしやすくなります。
 
以上の要素を踏まえたDMデザインは、ただ情報を伝えるだけでなく、受け取った人々との深いつながりを築く重要なツールとなります。優れたDMデザインを通じて、ブランドのファンへとつなげていきましょう。

まとめ

以上、DM(ダイレクトメール)デザインの重要性と、制作するうえでのポイントをまとめました。
 
DMは反応が返ってくると非常に面白い仕事になります。
成功のポイントはDM発送を継続すること。
1回送付しただけでは反応はほぼありません。
継続することで、徐々にクライアントに覚えてもらったり、少なくとも熱心な会社、しっかりした会社だと感じていただけるようになります。
 
是非皆さんも効果を見ながら楽しくチャレンジしてみてください。

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